こんにちは。YouTube(ユーチューブ)では近年動画の制限や規制が厳しくなってきていますね。
そんな中、都市伝説系の動画にもついに規制が入るようになりました。
私はオカルトや都市伝説系の動画を見るのが好きでよく見ているのですが、動画自体は上げることはできても、広告が付けられなくなっているようです。
広告が付かなくなるということは収入化が出来なくなるので、そのジャンルで上げる人がいなくなってしまいますよね。
今回は都市伝説に焦点を当てられたようですが、今後どのような動画が規制されていくのでしょうか?
予想してみました。
YouTubeから都市伝説系動画が消える理由は?
都市伝説系の動画が規制された理由は何だったのでしょうか?
都市伝説系で活動しているYouTuberのコヤッキースタジオさんやノンストップラビットさんによると、どうやら「都市伝説」=「誤情報」として規制の対象になっているようです。
YouTubeは今年の2月から偽情報に関する強化を発表しており、コロナウィルスのパンデミックで危険が増したためだと言われています。
コヤッキースタジオさんが言うには、コロナや戦争に対しての情報とは関係のない、宇宙やピラミッドの紹介の話題でも難しいようで、上げる動画のほとんどが制限付きになっており、収益化できないようです。
また、ノンストップラビットさんのチャンネルでは一度アカウントを誤BANされており、「都市伝説」という文字が入るだけで制限が付いていたようです。
このことからアカウント停止を防ぐために今後は都市伝説系の動画は取り上げずに、バラエティーに路線変更していくと宣言しています。
都市伝説が消えるのはYouTubeだけではない?
今後規制が入るのはYouTubeだけでなく、Google検索やTwitterやTik tok 、Facebookなどでも規制が入り、都市伝説というワード自体が検索に引っかからなくなる可能性があるとのことです。
今回の規制により、このジャンルで活動していたYouTuberは大ダメージを食らったのではないでしょうか?
そして今後ツイッターでのつぶやきやその他SNSでの動画や記事投稿もできなくなるかもしれません。
これからも規制が続くとなると、活動ジャンルを変更したり、場合によっては記事や動画投稿自体もできなくなる可能性もあるため、死活問題ですよね。
誤情報の拡散対策として規制されていますが、「信じるか信じないかはあなた次第」という、想像力を搔き立てながらドキドキしたり考察するというのが都市伝説系の醍醐味だったんじゃないでしょうか?
都市伝説好きとしてはその機会が失われてゆくというのはかなり残念です。
過去に規制強化された項目は?
ここで、過去にはどのような規制があったのか振り返ってみましょう。
YouTubeのガイドライン違反の対象となるもの
まず、YouTubeのコミュニティガイドラインを見てみると、ガイドライン違反の対象となるものは
- スパムと詐欺行為
例えば、「ここをクリックしてください」などどリンクを貼ったり誘導している先がフィッシングサイトやスパムサイトである。
他チャンネルの文章や画像を使用してあたかも本人であるようになりすますなど。 - デリケートなコンテンツ
性的なコンテンツを投稿するなど
自〇や自傷行為を助長したり、ショックや不快感を与える動画やサムネイルにしている。 - 暴力的または危険なコンテンツ
暴力や動物虐待などの動画
年齢や性別、人種や宗教を差別するような動画
危険ないたずらやチャレンジを行う動画 - 既製品
アルコールやタバコ、承認されていないギャンブルや処方箋なしの薬の販売を促進したり、直接販売、リンク先に飛ばそうとするなど。
銃器の販売や製造方法を紹介する。
売春やアダルトマッサージの広告をする。 - 誤った情報
選挙妨害やコロナの治療法などの誤った情報
数年前の画像を今の事象のものであると誤解させる。
等です。簡単に省略した形で書きましたが、細かく見たい場合はYouTubeヘルプでご確認ください。
過去に規制強化された項目
YouTubeのガイドラインやポリシーの更新は頻繁に行われています。
過去数年を振り返って、どんなものの規制が厳しくなったのか見ていきましょう。
- [2020 年 10 月] 年齢制限が設定されたコンテンツに関するポリシーの更新
これより、視聴する動画の年齢制限が厳しくなりました。
ヨーロッパでは、年齢が18歳以上と確認できない場合は確認のために有効なIDかクレジットカードを提示するよう求められます。 - [2020 年 11 月] COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の医学的に誤った情報に関するポリシーの変更
深刻な危害を及ぼす可能性のあるコロナウィルスのコンテンツはYouTubeでは許可されていません。
コロナの治療、予防、診断、感染等の医学的に誤った情報を提示すると規約違反となります。 - [2020 年 11 月] 嫌がらせに関するポリシーの変更
特定可能な個人を標的とする脅迫や嫌がらせや悪意あるコンテンツのポリシーが拡大されました。 - [2021 年 1 月] 大統領選挙の公正性に関するポリシーの更新
選挙妨害や大統領選挙の結果が広範な不正行為またはエラーによって変えられたと主張して視聴者に誤解を与えるものは削除の対象となりました。 - [2021 年 1 月] 子どもの安全に関するポリシーの変更
「子供向け」のタグをつけていたり、視聴者設定を [はい、子ども向けです] としている家族向けのアニメでありながら、成人向けの動画だったり、注射器が使用されているなどの描写があるものは削除の対象となりました。
未成年同士が学校でけんかしている動画を上げる等も子供の安全を守るため許可されていません。 - [2021 年 6 月] 動物虐待に関するポリシーの変更
交通事故、自然災害、戦争直後の状況、テロ攻撃直後の状況、路上でのけんかなどは視聴者に衝撃や不快感を与えることを目的とする映像として許可されていません。
人間が動物同士の戦い(闘犬や闘鶏など)をけしかけたり、強制したり、準備された危ない状況にわざと動物を置いて救助するコンテンツもNGです。 - [2021 年 8 月] YouTube 上の誤った情報に関するポリシーのガイドラインの再編成
現実の世界で危害を与える可能性のある特定の種類の誤った情報(危険な治療薬や治療法の宣伝、国勢調査の妨害、改ざんされたコンテンツ、虚偽のコンテンツ)の動画は違反になります。 - [2021 年 8 月] YouTube Kids ポリシーに関する今後の変更
商品のパッケージのみに焦点を当てた動画や、子どもに購入を促すような動画など、過度に商業的なものは YouTube Kids では許可されなくなります。 - [2021 年 10 月] 選挙の誤った情報に関するポリシーの変更
選挙の公正性に関するポリシーの適用範囲が拡大され、2021 年ドイツ連邦議会選挙も対象となりました。 - [2021 年 11 月] 性的暴行に関するポリシーの変更
性的暴行の映像については、ぼかしを適用していたとしても、教育、ドキュメンタリー、科学、芸術(EDSA)のコンテキストであったとしても削除されます。 - [2021 年 11 月] 医学的に誤った情報に関するポリシーの拡大
ワクチンの安全性、効果、成分において、医学的に誤った情報や誤解を招くものはポリシー違反となります。 - [2022 年 2 月] 本人の意に反する性的対象化(UWS)に関するポリシーの変更
本人の意に反する性的対象化(UWS)に関するポリシーが強化されました。 - 2022 年 3 月 23 日
ウクライナでの戦争を受け、この戦争を利用するコンテンツ、この戦争の存在を否定するコンテンツ、またはこの戦争を容認するコンテンツは収益の対象外となりました。
上記の内容だけが規制対象だけではなく、例外もありますが、こうしてみると、ここ数年で規制がどんどん厳しくなっていっているのが分かります。
規制強化の背景には、動画を配信するユーザーや視聴者も増え、過激な動画を撮った方が目立つといった内容で動画内容が過激化していったことがあります。
そしてYouTubeというアプリ自体が、誤情報やデマの温床と化していると80社以上の団体から抗議を受けたことが原因のようです。
確かに最近のYouTubeの動画は昔より動画の内容の規模やチャンネルもかなり増えたと同時に「これって大丈夫なの?」という動画も見かけるようになりましたよね。
規制によって動画を出しているクリエイターも厳しい状況ですが、YouTube自体も抗議を受けたことにより投稿される動画には慎重にならざるを得ない状況なのかもしれません。
今後規制されると予想される動画は?
このような背景からこれからもどんどん厳しくなっていくと思われますが、今回の都市伝説だけではなく、今後規制されていくと予想されるジャンルは何でしょうか?
暴露系
ここ最近暴露系YouTuberがなにかと話題になっていますが、これから先はもっと規制されてゆくでしょう。
現在も内容によっては制限付きで収益が出ないと判断されるようですから、今後は個人情報や悪意あるコンテンツ、ハラスメントや誤った情報として取り上げられ、淘汰されていくと思われます。
今話題のガー〇ーchの東谷義和さんも動画内でも関係者やファンから違反報告されていたり、懸賞金が3億円かかっていると話していましたね。
こういった危険な暴露系は相手の誹謗中傷になる可能性がある他に自分にもかなりリスクがあると言っていいでしょう。
ゲーム実況(ホラーゲームや戦争を連想させる系、反社会的なもの等)
巣ごもり生活の影響でゲーム実況系は益々多くなっていますよね。
ジャンルも幅広くありますが、YouTubeの規約とは別にゲーム会社によって動画配信サービスの規約が違うので、配信したいゲームがある場合、しっかりと確認しなくてはいけません。
配信が許可されている場合でも、ムービーシーンのみをまとめたものは禁止だったり、BGM(楽曲)が禁止されている場合があります。
またYouTubeの規約の方でも暴力的なシーンやグロテスクなシーンばかり集めたものなどは規制がかかります。
現在、ビデオゲーム内の銃器は対象外ですが、銃器を発射しているかどうかにかかわらず、銃器を持つ、または取り扱う様子が映るライブ配信は禁止されています。
もしかすると今後ゲーム映像ですら規制がかかる可能性もあるかもしれません。
今後は年齢制限を設けるジャンルが大幅に拡大されたり、YouTubeに配信すること自体を禁止するものも出てくるかもしれません。
ちなみに筆者はDBDとか、PUBGとかの配信見るのが好きです・・・
虫同士を戦わせる、故意に実験のようなことを行う
動物虐待のポリシーではすでに動物同士を故意に戦わせる動画などは禁止されていますが、今後規制が厳しくなると、昆虫もNGになるかもしれません。
自然界での争うシーン(カブトムシ同士の喧嘩とか縄張り争い等)はOKだとしても、人間がわざと戦闘や捕食シーンを作る動画はNGになると思います。
怖いもの見たさでつい見てしまう虫の実験映像も対象となりそうです。
また、故意に不快にさせる映像(虫の卵のコラ画像や虫の〇骸を集める等)は規約違反あたるでしょう。
医学的に誤解を招きそうな健康法、サプリメント、ダイエットの紹介など
現在処方箋なしの薬の販売促進などは規約違反になりますが、医学的根拠のないサプリメントの販売促進や「これを行えば健康になれる!」「これを使えば痩せる!」など、特定の商品や方法を試せばさも絶対に効果が得られるような誤解を招く動画やサイトリンクを貼るのは規制されそうですよね。
まとめ
YouTubeから都市伝説系動画が消える理由は?
→「都市伝説」=「誤情報」として規制の対象になった。
→今後規制が入るのはYouTubeだけでなく、Google検索やTwitterやTik tok 、Facebookなどでも規制が入り、都市伝説というワード自体が検索に引っかからなくなる可能性がある。
→規制により広告収入がなくなり、更にグーグル検索にヒットしなくなる→都市伝説動画を作らなくなる&検索に引っかからないために視聴者も減る→都市伝説動画が消えていく
YouTubeの規制がどんどん厳しくなっている原因は?
→動画を配信するユーザーや視聴者も増え、過激な動画を撮った方が目立つといった内容で動画内容が過激化していった。
→YouTubeというアプリ自体が、誤情報やデマの温床と化していると80社以上の団体から抗議を受けた
今後規制されると予想される動画は?
→暴露系
…現在も内容によっては制限付きで収益が出ないと判断されている。
今後は個人情報や悪意あるコンテンツ、ハラスメントや誤った情報として取り上げられ、動画が上げられなくなる可能性がある。
→ゲーム実況(ホラーゲームや戦争を連想させる系、反社会的なもの等)
…暴力的なシーンやグロテスクなシーンばかり集めたものなどは規制がかかっている。
現在銃を取り扱うライブ配信は規制されているが、ゲーム内で銃を使用するものなどは年齢制限などの規制がかかるかもしれない。
→虫同士を戦わせる、故意に実験を行う
…動物虐待のポリシーが昆虫も対象になる可能性がある。
自然界での争うシーン(カブトムシ同士の喧嘩とか縄張り争い等)はOKだとしても、人間がわざと戦闘や捕食シーンを設けたり、実験を行うなど。
また、故意に不快にさせる映像(虫の卵のコラ画像や虫の〇骸を集める等)は規約違反あたると思われる。
→医学的に誤解を招きそうな健康法、サプリメント、ダイエットの紹介
…医学的根拠のないサプリメントの販売促進や特定の商品や方法を試せばさも絶対に効果が得られるような誤解を招く動画やサイトリンクを貼るのは規制されそう。
規制や厳しくなるにつれて、動画作成側は「なにを撮ればいいのか分からない・・・」といった悩みやジャンルが同じようになってしまい、視聴者は「つまらない」と感じるようになるかもしれません。
テレビ番組も放送の規制が厳しくなり、テレビ離れが起こっていますが、YouTubeも同じ道を辿るのでしょうか?
たとえYouTubeから視聴者が離れても、同じような動画サイトが乱立し、廃れては生まれを繰り返すような気がします。
今後どうなるか体感する日も近いでしょう。
以上ataruでした。
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