こんにちは。
テレビ東京で2017年から定期的に放送されている『緊急SOS!池の水ぜんぶ抜く大作戦』という番組がありますよね。
全国で依頼のあった池や城のお堀の水を全部抜いて芸能人たちが泥だらけになりながら魚を捕獲したりゴミ回収をしたりして、最終的にきれいな水に入れ替えて本来の環境に戻すという内容です。
番組を見ていると結構大規模な作業なのでお金がかかっていそうだなという印象を受けるのですが、実際はどのくらいの番組制作費用がかかっているのか調べてみました。
『緊急SOS!池の水ぜんぶ抜く大作戦』とは?
冒頭文で話した通り、全国から依頼を募り、依頼があった池やお堀の水を全部抜き、芸能人や集められた地元民で池の大掃除をするという番組です。
水を全部抜いた後に在来種や外来種に仕分けし、不法投棄されたゴミを回収したりヘドロを掻き出し、きれいな水を入れ、在来種は再び池や堀に戻されます。
2017年の放送開始から人気の番組で、最近は池の底に眠ったお宝を探せみたいなコンセプトになっていたり、珍しい外来種や在来種のハンティングや紹介みたいな感じを売りに出していたりしていますが、本来の目的は手つかずに放置されていた池や堀をきれいにし、本来の生態系に戻そうという番組だと思います。
子供から大人まで楽しんで見れる番組なので人気は高いそうです。
番組制作費はいくら?
番組を見ていると、結構大規模な作業なので製作費がかかりそうですよね。
単純に考えたたけでも
・出演者へのギャラ
・ロケ地への交通費や食事代、宿泊費・その他必要経費
・池の水の抜く作業費
・仕分けされた魚の保管や処分費
・回収したゴミの処分費
・水を戻し入れる作業費
これだけあります。
しかも、番組1本で1カ所ではなく、数カ所回って作業していたりするので、上記の経費がその分かかります。
また、番組のホームページで全国の水を抜いて欲しい場所の募集をかけているので、大半は撮影させていただく代わりに費用はテレビ局が負担すると思います。
番組作成費がどれくらいかかるのか調べてみたところ、2018年の資料ですが見つかりました。
FLASHさんが掲載していた番組制作費の一覧を見てみると、約1,000万円かかっている事がわかりました。
水を抜く業者代は基本的に番組負担で、一回の放送で全国数カ所をロケするため高額だそうです。
ごみ処理費用、外来種の処分費用なんかの細かい部分は実際に水を抜かないと分からないところも多いので、その処分費用なんかは規模によっても変わるでしょうね。
もしかたら水を抜く作業以外は依頼した場所の自治体などと話し合って負担額を決めているのかもしれません。
それでもすべての金額を自己負担するより少なくて済むのですから依頼した方が自治体からすれば得ということでしょうか。
費用がかさむのなら別にテレビ局に頼まなくても直接業者に依頼すれば済む話ですからね。
ちなみに同じような系統を放送することがある『ザ!鉄腕!DASH!!』の制作費は2,000万円だそうです。
海外ロケの多い『世界の果てまでイッテQ!』はなんと1本3,000万円。
さすがに製作費高そうだなと思っていましたが、さすがにお金かけていますね~。
『YOUは何しに日本へ?』と『家、ついて行ってイイですか?』は1本200万〜300万円。
ディレクターとハンディカメラ1台でほぼ成立するためで、空港や駅でアポなし取材するディレクターは日当1万円+歩合という薄給だそうです。。。
『出川哲朗の充電させてもらえませんか?』や『モヤモヤさまぁ~ず』なんかのお散歩系も1本300万と懐に優しいですね。
街中でインタビュー系やお散歩系の予算がかからない理由は、スタジオや美術セットがいらないのが大きいです。
内訳はスタジオだけで約200万円、美術セットで100万ほどかかっているみたいです。
更に一般人や素人だと出演料がかからないのも大きな特徴です。
一方、売れっ子をゲストに呼ぶと出演料がかなりかかるようです。
こう見ると『池の水ぜんぶ抜く大作戦』はそこそこ経費がかかっていると思われますが、ゴールデンタイム(19時~22時の間の3時間)は数千万円が相場だそうで、かなり大きな予算をかけて作られているものがほとんどです。
もう番組終了しているものもあったり、今はもう少し費用が変わっている可能性もありますが、テレビ東京はその他の番組の制作費が全体的に他の局よりかかっていない感じがしますね。
低予算でいかに面白い企画を作るかはプロデューサーの腕によるのかもしれません。
池の水全部抜くの番組の面白さとは?
2022年5月8日の放送で49回目となる『緊急SOS!池の水ぜんぶ抜く大作戦』ですが、この番組がなぜ人気なのかというと
・普段池の底をなかなか見る機会が無いため見てみたい
・お宝が池の底に眠っているかもしれないというワクワク感
・巨大な外来種やレアな在来種を見ることができる
・芸能人の泥だらけになる貴重な姿が見れる
・環境汚染や生態系や自然について考えることができて安心して子供に見せられる
・汚れた水が人の手によってきれいに生まれ変わるスッキリ感、良いことしたな感
・人の手によって生態系が「理想の環境」になる神の視点感
あたりがあるんじゃないかなと思われます。
芸能人目当てに見る人、池の生き物や生態系に興味がある人、レアなお宝が見たい人、珍獣ハンティングで見たい人、汚れたものからきれいになる工程を見てスッキリしたい人など、色々な視点の人が見れる番組だからこそ長く続いているのかもしれません。
過去に出てきたヤバいものとは?
そんな今年5年目になる人気番組ですが、過去に色々とテレビで放送していいの?というものが発見されています。
例えば
・中身の無い財布
・折れ曲がった車のナンバープレート
・拳銃
・裏ビデオ
・帳簿など会計書類と一緒に石がたくさん詰められたカバン
などです。
2017年に放送された際に出てきたビデオは誰がどう見ても正規ルートで制作・販売されたものではなかったため、「これはかなりヤバいですね」と、このビデオはすぐに回収となりました。
この手の「ヤバいもの」はオンエアされずとも頻繁に番組中で発見されているようで、番組プロデューサーが「放送では流せないが『大人のオモチャ』はよく出てくる」と裏話を明かしたことがあり、決してイレギュラーなことではないようです。
台本やリハーサルができない分、本番に予期せぬハプニングが起こることはよくありそうですよね。
手軽に隠したり捨てやすい場所として選ばれているのでしょうが、ごみのポイ捨て・不法投棄は「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」や「軽犯罪法」、「道路法」などで厳しい罰則が定められています。
5年以下の懲役若しくは1,000万以下の罰金となります。ポイ捨ては止めましょうね。
まとめ
『緊急SOS!池の水ぜんぶ抜く大作戦』の番組制作費は?
1本約1000万円ほどかかっている。
水を抜く業者代は基本的に番組負担で、一回の放送で全国数カ所をロケするため高額だそうです。
過去に出てきたヤバいものとは?
・中身の無い財布
・折れ曲がった車のナンバープレート
・拳銃
・裏ビデオ
・帳簿など会計書類と一緒に石がたくさん詰められたカバン
など。
犯罪臭がするものや、アダルトグッズなどが意外と池の底に眠っているようです。
ゴミだけでなく手つかずの場所な分、昔のレアなお宝も眠っている可能性があります。
ぜひ放送できる範囲で放送していってほしいですね。
以上ataruでした。
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